海外投資家の「韓国売り」が加速 英FT「中国が心配なら韓国を売れ」

2016.03.03

朴槿恵大統領(共同)
朴槿恵大統領(共同)【拡大】

 海外投資家の「韓国売り」が加速している。2月のウォンの下落率がアジア最低を記録、4000億円超の投資マネーが国外流出した。輸出と投資、消費の三重苦に見舞われている韓国経済が海外から見切りをつけられつつあり、朴槿恵(パク・クネ)政権にとってさらなる大打撃だ。

 「海外投資家はアジア市場から資金を引き揚げているが、その中でも勝者と敗者が際立っている」と論じたのは米投資情報紙バロンズの電子版。「勝者」はインドネシアで、今年に入って2回利下げしたが、通貨ルピアが2・9%上昇、2月に1億ドル(約113億円)の投資マネーが流入したという。

 一方、「敗者」と名指しされたのは韓国で、中央銀行が利下げを見送ったにもかかわらず、ウォンは2月に3・2%下落した。下落率はアジアで最低となった。

 2月に韓国から流出した投資マネーは36億ドル(約4084億円)。海外投資家が2月下旬の時点で満期2年未満の国債を中心に売却したほか、満期を迎えた国債2兆5000億ウォン(約2314億円)はロールオーバー(乗り換え)されなかった−とするバンクオブアメリカ・メリルリンチの分析を引用している。

 英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は2月下旬に「まだ中国が心配? それなら韓国を売れ」という痛烈な書き出しのコラムを掲載、韓国の最大の輸出相手国である中国経済減速が「韓国売り」の背景にあるとした。

 そのため、ウォンが安くなっても輸出が伸びないという現象が生じている。2月の輸出額は前年同月比12・2%減と、14カ月連続の前年割れ。2ケタ減も3カ月連続だ。

 1月の産業活動動向によると、消費を反映する「小売販売」は前月から1・4%減。乗用車販売の落ち込みが響いた。設備投資も6・0%減となるなど、韓国経済全体が沈んでいる。

 

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