昨年6月、内戦が続くシリアで行方不明になったフリージャーナリストの安田純平さん(42)が武装勢力に拘束されている様子を映したとみられる衝撃動画が16日、フェイスブック上で公開された。男性は家族へのメッセージのほか、日本政府に対応を求めるような発言を行った。
ビデオの長さは約1分10秒で、フェイスブック上には「シリア北西部で昨年拉致された日本人ジャーナリスト」との説明が書かれていた。
ビデオで安田さんとみられる男性は、黒地の長袖とマフラー姿。こけた頬、ひげの生えたいで立ちでカメラに向かい「私はジュンペイ・ヤスダ。今日は私の誕生日、3月16日」と自己紹介。その後、家族に対し、「みんなを抱き締めたい。みんなと話がしたい。でも、もうできない」などと命の危険を覚悟したかのように語りかけた。
さらに、「私の国に言わなくてはならないことがある」とした上で、「痛みに苦しんでいるのに、誰も反応してくれない。誰も気に留めない」などと、日本側に解放交渉を促すような発言をした。内容は、犯人側に指示された可能性もある。
共同通信によると、公開したのはシリア人男性で、安田さんを拘束するイスラム過激派組織「ヌスラ戦線」の代理人からビデオを受け取ったと説明。男性は、ヌスラ戦線は身代金を要求して日本政府に交渉を求めているが、日本側は応じていないと主張した。




