韓国のずさんな文化財管理が問題に 「日本に略奪された」はずの国宝、ソウルにあった…高麗時代の石塔

2016.03.20

 四方に獅子像4体が付いていた本来の石塔の姿(ソウル市内の展示写真から)
 四方に獅子像4体が付いていた本来の石塔の姿(ソウル市内の展示写真から)【拡大】

 【ソウル=名村隆寛】韓国で長年、「日本に略奪された」と信じ込まれていた国宝の一部が、ソウルの国立中央博物館に保管されていたことが分かった。複数の韓国メディアが19日までに伝えた。

 問題の国宝は、高麗時代の11世紀に建立された石塔。石塔自体は李氏朝鮮時代の王宮、景福宮(ソウル市内)にあるが、この石塔の四方にもともと付いていた4体の獅子像の保管が今回判明した。石塔は、日本による朝鮮半島統治の初期に大阪に渡ったが、朝鮮総督府の手によって1915年、景福宮に移されたという。

 そぎ取られた獅子像は「盗まれて現在も日本にある」と韓国では思われていた。報道によれば、朝鮮戦争(1950〜53年)当時に石塔の一部が爆撃を受け、57年に破損部分がコンクリートで復元された。博物館では「盗難・紛失と安全を考慮し収蔵庫に保管したもの」と推定している。

 復元当時の記録が残っておらず、博物館では3年前に獅子像の存在を確認し、保存処理を終えたという。しかし、この時、文化財庁には通知しなかった。「日本略奪説」が当然視されていた国宝は、長期間にわたり収蔵庫に眠っていた。さらに、文化財庁と博物館の連絡のまずさも加わり、「文化財のずさんな管理」が問題視されている。

 

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