【マネー流出大陸中国】人民が当局出し抜く「資本逃避」超裏技 損害賠償で合法的に海外送金も (1/2ページ)

2016.03.25

 年間1兆ドル(約112兆円)という資本逃避にブレーキをかけるため、銀聯カードの海外引き出しに制限を設けた当局だが、結果として、期待された成果は上がらなかったという。

 資本逃避に詳しい中国の大手金融機関に勤める男性、L氏は話す。

 「欧米などの中国人が多数移住している国では、引き出し規制導入後に、宝石店や時計店という建前で銀聯を使った資本逃避をサポートする業者がいくつも登場している。中国にある自身の口座から、引き出し限度額を超えて出金したい場合、こうした業者で高額商品を銀聯カードを使って購入するんです。そして直後に商品を返品し、現金で払い戻す。数%の手数料は業者に取られますが、こうすることで、自身の口座からいくらでも資本逃避できる」

 クレジットカードのショッピング枠現金化と似たような手口だが、まさに「上に政策あれば下に対策あり」というやつだ。

 こうしたなかで憶測として流れているのが、当局による次の一手、つまり決済利用への制限というわけだ。今のところ未確認情報に過ぎないが、「抜け道を塞ぎたい」というコンセンサスが当局にあることは事実だろう。

 資本逃避食い止めのため、当局が大なたを振るっているのは銀聯カードだけではない。

 昨年は、全国で地下銀行殲滅(せんめつ)キャンペーンを展開。1年間に、広東省だけで83の地下銀行を摘発している。

 しかし、L氏によれば、有産階級の中国人たちは、すでに次の資本逃避策を見いだしている。現在流行しているのはビットコイン(仮想通貨)を使った資本方法だという。中国の取引所でビットコインを購入。その後、海外の取引所に送金し、現地で現金化するという方法で、中国の資本持ち出し規制をかいくぐるのだ。

 

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