中国、南シナ海で止まらぬ暴挙 対艦巡航ミサイル配備 「航行の自由作戦」米艦船に脅威 (1/2ページ)

2016.03.31

南シナ海での中国の軍事拠点化の動き
南シナ海での中国の軍事拠点化の動き【拡大】

 中国が南シナ海での軍事的覇権を強めている。これまで、人工島などに地対空ミサイルや高周波レーダーを整備していたが、ついにパラセル(中国名・西沙)諸島にあるウッディー(永興)島に、射程400キロの対艦巡航ミサイルを配備したようなのだ。「航行の自由」を守ろうとする米海軍の作戦への挑戦といえる。米ワシントンで31日から始まる核安全保障サミットに合わせて、米国と中国の緊張が高まりそうだ。

 「係争中の岩礁や島を軍事拠点化する動きは、いかなるものであれ懸念の対象だ」

 米国防総省のクック報道官は29日の記者会見で、ミサイル配備の確認を避けつつ、中国の動きをこう批判した。

 ミサイル配備は、国際軍事情報大手「IHSジェーンズ」が分析し、明らかにした。ウッディー島では2月、長距離地対空ミサイルの配備が確認されており、軍事拠点化を加速させている現状が浮き彫りになった。

 注目の対艦巡航ミサイルは、地上配備型の「鷹撃(YJ)62」。中国の短文投稿サイト「微博」に20日、ウッディー島での発射の模様をとらえた写真が掲載された。

 ジェーンズは、中国の軍事月刊誌に過去に掲載されたYJ62の写真と一致したとしている。配備された時期については、長距離地対空ミサイル「紅旗(HQ)9」が確認された2月とほぼ同時期だとの見方を示した。

 

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