【桜井紀雄が見る劇場型半島】熊本地震が韓国に思わぬ余波 いたわり合う被災者をメディアは称賛「見習うべきだ!」 (1/4ページ)

2016.04.24

避難所となっている由布院小学校で帰国のためのバスを待つ韓国人観光客ら=16日、大分県由布市(納冨康撮影)
避難所となっている由布院小学校で帰国のためのバスを待つ韓国人観光客ら=16日、大分県由布市(納冨康撮影)【拡大】

  • <p>帰国のため、韓国総領事館が手配した福岡行きのバスに乗り込む韓国人観光客=16日、大分県由布市(納冨康撮影)</p>
  • <p>帰国のため、韓国総領事館が手配したバスを待つ韓国人観光客ら=16日、大分県由布市(納冨康撮影)</p>

 熊本県を中心に九州で相次いだ地震は、隣の韓国にも思わぬ余波をもたらした。釜山など韓国南部でも揺れを観測したが、「警報体制もない」と韓国政府への不満が噴出した。日本に対しては、素早い対応や、いたわり合う被災者らを称賛する一方で、インターネット上には、反感をむき出した書き込みも目立った。韓国人からも多くの寄付金が集まった東日本大震災のときとは、「日本を見る目が変わった」と分析する韓国メディアもある。

■「たくさん買えば、他の人が食べられない」

 18日早朝の熊本市内のコンビニエンスストア。韓国紙、中央日報の記者は「家族4人分の水4本とおにぎり8個」を買ったという一人の主婦に質問した。

 「なぜ、食料品をもっと購入しなかったのか」

 主婦からは、「たくさん買えば、他の人が朝食を取れなくなる」との答えが返ってきたという。

 同紙は、大きな被害が出た南阿蘇村の避難所で、「限られた食料品を、大学生が高齢者や子供に譲った」という声も伝えている。

 別の記事でも「避難所では、乱暴な声は聞こえない。救護品の遅れに対し、政府や地方自治体を恨むこともなかった」と記し、食べ物を譲り合う被災者や少ない食料配給でも不満の声がなかった様子を描いた。

 「極限状況でも、秩序意識と配慮の精神はそのままだった」

 朝鮮日報で東京支局長を務めた論説委員も、「誰も空いている反対車線に侵入して走ることはなかった。誰かが反対車線に入って追い越し、通行が乱れれば、2日過ぎても到着できなかっただろう」と東日本大震災で取材に駆けつけた際の秩序立った日本人の行動についてコラムで振り返った。

 日本の震災対策についても、「号泣し、絶叫し、デモをし、断食闘争をするのではなく、忍耐して研究するのが日本のやり方なのだ」と論じている。

 
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