韓国・加湿器殺菌剤で死傷者1500人超…「家の中のセウォル号事件」 (1/2ページ)

2016.05.09

被害者の家族(左)から詰め寄られ謝罪する「オキシー・レキット・ベンキーザー」の代表=2日、ソウル(共同)
被害者の家族(左)から詰め寄られ謝罪する「オキシー・レキット・ベンキーザー」の代表=2日、ソウル(共同)【拡大】

  • <p>加湿器に使う殺菌剤が原因で1500人超が死傷した事件について記者会見するオキシー社の代表=2日、ソウル(共同)</p>

 コンプライアンス(法令順守)という言葉が、この国にはないのだろうか。韓国で加湿器に使う殺菌剤によって死者が出る事件が続発している。現在までの死傷者数は1500人超。関係した企業の中には有害だと認識しながら販売し、問題発覚後に証拠を隠蔽した疑惑まで持たれている会社も。現地メディアは、2年前に発生したフェリー沈没事故を引き合いに「家の中のセウォル号事件」と大々的に報じている。

 2日に開かれた会見は、この事件に対する韓国国民の怒りを如実に表していた。現時点で最も大きな被害を出している殺菌剤の製造・販売会社「オキシー・レキット・ベンキーザー」(オキシー社)のアタル・サフダール代表はこの日、自社の責任を認め謝罪した。その席でサフダール氏は被害者の家族から詰め寄られ、衆人環視のなか平手打ちを食らったのだ。

 オキシー社は、英国に本社を置く日用品メーカー「レキット・ベンキーザー」の韓国法人。レキット・ベンキーザーは世界約200カ国で営業し、グループ全体で約3万6000人の社員を抱える。日本にも法人はあるが、問題の殺菌剤は販売していない。

 事件は2011年春に発覚した。殺菌剤は加湿器の水に混ぜて使うもので、霧状になった殺菌剤を吸い込むことで、被害者は肺に損傷を受けたとされる。

 同年8月には韓国の保健当局がオキシー製品で健康被害が起きると発表する事態となった。

 だが、オキシー社は国立ソウル大獣医学部教授(57)に自社製品の分析を依頼。研究費名目で2億5000万ウォン(約2300万円)をソウル大に拠出したほか、教授に別途数千万ウォンを支払っていた。

 

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