南シナ海“一触即発”状態 米3度目「航行の自由」作戦 中国機スクランブル (1/2ページ)

2016.05.11

米海軍のイージス駆逐艦「ラッセン」。今回の「航行の自由」作戦に投入された「ウィリアム・P・ローレンス」と同型艦だ
米海軍のイージス駆逐艦「ラッセン」。今回の「航行の自由」作戦に投入された「ウィリアム・P・ローレンス」と同型艦だ【拡大】

 米国が、南シナ海の「航行の自由」を断固として守る決意を改めて示した。米海軍のイージス駆逐艦「ウィリアム・P・ローレンス」が10日、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島にあるファイアリークロス(同・永暑)礁で「航行の自由」作戦を実施したのだ。同作戦は昨年10月、今年1月に続き3回目。現地では、中国軍が戦闘機を緊急発進(スクランブル)させるなど、一触即発の緊迫した空気が流れた。

 米国防総省によると、イージス艦は10日午前、中国に事前通報することなく、人工島から12カイリ(約22キロ)内を通過した。人工島には3000メートル級の滑走路など大規模な施設が建設されており、事実上の軍事基地となっている。米国防総省は、軍事行動を伴わない「無害通航」だとしている。

 ウィリアム・P・ローレンスは、2011年5月に就役。鉄壁の防空力を誇る米艦隊「最強の盾」といわれる。全長約155メートル、全幅約20メートル、排水量約9650トン。乗員約380人。主要装備は、5インチ砲、25ミリ機関砲、艦艇用近接防御火器システム(CIWS)、巡航ミサイル・トマホークや、対艦ミサイル・ハープーンなど。

 今月末の伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)では、中国が軍事的覇権を強める南シナ海問題も議題に取り上げられる。米軍としては、その前に世界に向けて現状をアピールする狙いもあったとみられる。

 

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