あの国の“機嫌”を気にしている? 伊勢志摩サミット出席を断った朴大統領 (2/2ページ)

2016.05.19

 朴氏としては“憎き安倍”はもちろん、「広島に行くオバマ」にも会いたくないのだろう。「オバマ、安倍、朴の3首脳が並んだ写真を撮られたら、中国が怒る」「慰安婦合意以来、わが国は米国寄りとみられているから、米中のバランサーを取らなくては」−そんな思いもあるに違いない。

 朴氏は5月初旬、イランを訪問した。韓国紙は「4兆円規模の受注成果を上げた」などと、はやし立てた(=実は、何の拘束力もない了解覚書などに盛られた数字の合計額)。おかげで、総選挙での与党惨敗の直後に29%まで落ちた支持率が35%まで回復した。

 アフリカ3カ国を訪問すれば、韓国紙が「対アフリカ経済外交に大成果」などとはしゃぎ、支持率が上がると読んでいるのかもしれない。

 韓国の現状を見れば、サミットに出席して、米国に「為替操作を少し見逃して」、日本に「何とかスワップの再開を」と頼む方が、お国のためになるのではないか。

 いや、「お国のため」という発想は、韓国の大統領になくて当然。だから、韓国の新聞も与野党も、大統領がサミットではなくアフリカに行くことを批判しないのだ。

 内患を放置しての長期外遊−。このツケは、時を置かずに表面化するかもしれない。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。

 

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