韓国検察の標的は李明博氏か 捜査が入ったロッテと“ただならぬ関係” (1/2ページ)

2016.06.16

建設中の第2ロッテワールド
建設中の第2ロッテワールド【拡大】

  • <p>李前大統領</p>

 韓国の検察が、ロッテ財閥に全面捜査に入った。300億円規模と伝えられる「裏金造成」と、創業者一族らによる「背任・横領容疑」が捜査の名目になっているが、検察の狙いは、ロッテの「利益代行者」のように動いてきた李明博(イ・ミョンバク)前大統領にあるようだ。“ロッテのバベルの塔”と揶揄(やゆ)される第2ロッテワールドの建設許可に絡む問題がキーだ。

 ソウルに南接するベッドタウン・城南(ソンナム)市にある飛行場は「ソウル空港」という名称だが、韓国の一般地図には載っていない。「ソウル防衛の空軍拠点」であり、大統領専用機が利用する空港でもあるからだ。

 ところが、その飛行場を飛び立つや、すぐ目前に巨大なビルが迫る。555メートルの第2ロッテワールドのメインビルだ。

 ロッテは、この土地を入手するや、“バベルの塔”を建てたいと許可申請した。しかし、政権は3代に渡り許可しなかった。「ソウル防衛の空軍拠点」との位置関係を見れば、戦闘機の緊急発進(スクランブル)に支障が出るとする空軍の主張を、親北・左翼の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権ですら認めたからだった。

 ところが、親米・保守の李政権が誕生すると、状況は一変する。李氏はソウル市長時代から、「許可すべきだ」と公言していた。

 大統領就任から2カ月後に開かれた“閉ざされた官民首脳合同会議”で、李氏は「いつまでグズグズしているのか」と、国防相を面罵したとされる。許可反対の中心にいた空軍参謀総長は、すぐに予備役編入(退役)になった。任期切れ6カ月前だった。

 そして、ロッテ第2ワールド建設は「手続き上の瑕疵(かし)、何らなし」として許可された。更迭された空軍参謀総長はその後、「一企業の便宜を図るため、国の安全保障施設に手を出すのは正しくない」と述べている(朝鮮日報、2015年8月8日)。

 

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