東アジアに米第3艦隊も投入 中国の挑発行為を阻止へ 自衛隊と連携強化 (1/2ページ)

2016.06.17

 中国の尋常ならざる挑発が続いている。日本の領海や接続水域への海軍艦艇の侵入を繰り返しているのだ。防衛省が情報収集や警戒監視を続けるなか、米政府は抑制的な反応を続けているが、黙って見過ごしているわけではない。横須賀を拠点とする第7艦隊に加え、100隻以上の艦隊を保有する米海軍第3艦隊が、東アジアでの活動を拡大させるというのだ。

 「(中国軍艦が)一方的にわが国周辺海域での行動をエスカレートさせている活動全般について懸念している」

 菅義偉官房長官は17日の記者会見でこう語り、警戒監視活動を強化していく意向を示した。

 中谷元(げん)防衛相も「通常、領海内に軍艦が入る時には事前の連絡、通報があってしかるべきだ」と猛批判した。

 確かに、中国海軍の動きは異常だ。9日、沖縄県・尖閣諸島の久場島周辺の接続海域にジャンカイI級フリゲート艦を入域させた。15、16日には、ドンディアオ級情報収集艦を鹿児島県の口永良部島付近の領海と、沖縄県・北大東島周辺の接続水域に侵入させた。事前通報は一切なかった。

 中国海軍は、沖縄周辺海域で実施中の日米印海上共同訓練「マラバール」の情報収集をしているとみられる。

 米オバマ政権はこれまで、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島で、中国が軍事拠点化を進める人工島の12カイリ(約22キロ)内に、駆逐艦を航行させる「航行の自由」作戦を断続的に実施してきた。

 

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