【外信コラム】韓国に潜む“隠れキタシタン” いまなお北朝鮮を信じる人たち

2016.06.27

 江戸時代、禁止されていたキリスト教をひそかに信じてきた人びとを「隠れキリシタン」といった。韓国ではこれに似て、いまなお北朝鮮を信じ、その主張に従う人びとが結構いる。

 世襲独裁で30歳そこそこの3代目指導者を神のようにあがめる北朝鮮の風景は宗教集団を思わせる。北朝鮮に対する“信仰”は以前は禁止され、“信者”たちも隠れていたが、1990年代以降の民主化で禁止が解かれ、“布教活動”もやれるようになった。

 先ごろ集団亡命してきた在中国の北朝鮮レストラン従業員13人について、北朝鮮は「韓国による拉致」と大々的に謀略宣伝をしているが、韓国では「民主社会のための弁護士の集い」や「韓国キリスト教教会協議会」といった有力団体が早速それに呼応し、亡命者を北に戻せといわんばかりの主張を展開している。

 若い女性エリートたちの亡命に激怒した北の若い“教主さま”の意向を受けた北からの指示があったものとみられる。韓国では近年、民主主義とか民主化が“北朝鮮信者”の隠れミノになっている場合が多い。

 韓国は民主化で無防備社会になっているため、各界に「北の隠れキリシタン」が多く存在すると思われるが、皮肉にいえば韓国で今、切実なのは「民主化の民主化」である。(黒田勝弘)

 

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