【視線】大の日本嫌いも??転向?=H 韓国で訪日ブーム「百聞は一見にしかず…」  (1/2ページ)

2016.07.11

 知り合いの韓国人のめいにあたる6歳の幼女が、大の日本好きという。きっかけは昨年夏の福岡への家族旅行。泊まったホテルで、ペンギンが描いてある首から下げるカードをもらい、これが特にお気に入りだとの話。日本に行ったことがない1歳上のいとこの男の子は、会うたびに「日本に行けばもらえるんだよ」と見せびらかされ、羨(うらや)ましくてたまらないそうだ。この小さな日本ファンは、親にねだって先月末にまた、梅雨が明けたばかりの沖縄に行ってきたという。

 日本への留学経験がある30代前半の韓国人女性は、“大の日本嫌い”である学生時代からの友人に、「一度でいいから日本に行って、自分の目で見てくれば?」と説き続けてきたそうだ。その友人は昨年春に初めて日本に行き、大分県別府市で温泉を体験。帰国後は信じられないほどの日本びいきに“転向”し、秋にも大阪や京都を、今年5月には東京を旅行してきた。かつての日本への評価をめぐる論争が、今では前向きで楽しい日本談議になっているという。

 また、夫婦共に教師の50代の韓国人夫妻がいるのだが、夫人の方が歴史問題がらみで反日感情が強く、しょっちゅう議論をふっかけてくる人だった。ところが、昨年の冬休みに初めて日本(京都と大阪)に行ってから、彼女の対日観はガラリと変わった。「トイレがどこも清潔」「地下鉄の駅で、韓国語を勉強しているという見知らぬ女性から韓国語で話しかけられたのには驚き、感激した」と振り返る。

 ほんの一部の話ではあるが、初めて訪日した韓国人が一様に語る日本の印象は、街がきれい、全てが清潔で衛生的、秩序がある、親切、落ち着いている、治安がいい、食べ物から何まで商品には手が込んでおり洗練されている−などといったところか。韓国のテレビが伝えるのとは違って、直接見た初めての日本は、自国との比較で“完璧な国”に映っているようだ。

 

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