ハーグ裁定後の南シナ海はどうなる? 藤井厳喜氏「中国は再び侵略行為に出る」 (2/2ページ)

2016.07.12

フィリピンでは「中国は出ていけ」と抗議行動も=11日(ロイター)
フィリピンでは「中国は出ていけ」と抗議行動も=11日(ロイター)【拡大】

  • <p>12日に裁定を下すハーグの仲裁裁判所(AP)</p>
  • <p>中国が主張する「九段線」</p>

 中国はこの間、南シナ海の岩礁で大規模な埋め立てを行うなど蛮行を繰り返し、漁業関係者との小競り合いなども招いてきた。

 最近では、11日付のベトナム国営各紙によると、パラセル(中国名・西沙)諸島付近を航行中のベトナム漁船が9日、中国船2隻の体当たりを受け、沈没。体当たりした中国船は近くを航行していた別のベトナム漁船が乗組員を救助しようとするのを妨害したという。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は「中国が議長国となる主要20カ国・地域(G20)首脳会議が9月に迫っており、仲裁裁判所が中国に不利な判断を下しても、その直後は軍事的には積極的行動を控えるだろう。だが、しばらくすれば再び、南シナ海における拡張主義的な侵略行為を開始するはずだ」と指摘する。

 「中国はオバマ大統領が在任中の米国は『何もしてこない』と踏んでおり、今は南シナ海は中国の領土だという主張を既成事実化させる好機とみている。尖閣諸島も“風前のともしび”で、日本は中国軍機が防空識別圏内に入ってきても追い出せなかった。参院選ではこの問題が大きく取り上げられることはなく、状況は今後さらに悪化していく可能性が高い」(藤井氏)

 蛮行を改めさせる術が必要だ。

 

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