朴政権に“反省の色”なし AIIB副総裁から追放されても… (2/2ページ)

2016.07.14

 産業銀行に課せられた責務は造船、海運、製鉄、建設など構造不況業種の企業整理だ。しかし、産業銀行は不良融資を続行するだけで、洪氏は責任逃れにきゅうきゅうとした。

 「構造改革は血が飛び散り、肉がつぶれる実戦だ。政界に立ち向かい、労組とのもみ合いもある。最初から白面の書生には手に負えないこと」と、前掲中央日報は厳しく総括している。

 さらに驚くべきことは、16年2月、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の副総裁に洪氏が送り込まれたことだ。もちろん、姫の意向が働いている。

 韓国は米国の静止を振り切ってAIIBの大口出資国になった。AIIBの5人の副総裁の一角を握り、AIIB資金の使途を「韓国に有利」なように運ぶのが、韓国の狙いだった。

 ところが、大宇造船に絡む産業銀行スキャンダルが次々と明るみに出る中で、“白面の書生”は本国政府に連絡もないまま6カ月の休暇を取った。休暇入りから1カ月としないうちに、AIIBは洪氏が担当していた「リスク管理担当副総裁」のポストの廃止を決めた。つまり、休暇中に追い出されたのだ。韓国は副総裁ポストを失い、国際金融界に恥をさらした。まさに“売国奴”のなせる業(わざ)だ。

 しかし、姫が責任を痛感しているとの報道はない。姫はいま、就任以来3度目になる大規模恩赦を実施して支持率回復を狙っているらしい。嗚呼(ああ)、黄昏(たそがれ)の国の光景だ。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。

 

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