【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】慰安婦像撤去、韓国は早くも「年内は無理」と逃げ腰 不可逆的な解決は雲散霧消も… (1/2ページ)

2016.08.23

 ソウルの日本大使館の前で開いた「水曜集会」に参加した中高生と少女像=3日(共同)
 ソウルの日本大使館の前で開いた「水曜集会」に参加した中高生と少女像=3日(共同)【拡大】

 日韓合意は月内にも日本側が韓国の財団に10億円を支出することで日本側の合意履行が終わる。残るはソウルの日本大使館前にある慰安婦像の撤去だが、合意反対の韓国・挺身隊問題対策協議(挺対協)などは「おカネが欲しくて闘ってきたわけじゃない!」と集会を繰り返しており、像の一角は“聖域化”していて強制撤去は困難な状況だ。一体、いつになったら像はなくなるのか。韓国側からは「年内は無理。癒やし金が適切に元慰安婦や遺族へ渡ったあとの状況次第だ」との声が聞かれる。口約束は果たされるのか?

  (久保田るり子)

■財団「早く日本資金、送金を!」

 10億円のうち韓国政府が認定している元慰安婦や遺族の245人への“癒やし金”に使われるのは約3分の2になる見込み。残る資金の使途は追悼施設建設などが予定されている。だが、“癒やし金”の支給をめぐっては日韓間でまだ、もめており、決着していない。

 韓国側が不公平を避けるため定額支給を主張したのに対し、定額になると「日本による賠償金と受け取られかけない」と警戒する日本側は「使途は医療・介護を想定している」と譲らず、元慰安婦各人の事情に合わせた支給を要求している。今月12日の日韓外相電話会談では財団「和解・癒やし財団」の事業内容や、10億円の早期支出には合意したが、細部は詰まっていない。

 韓国側は「日本には日本の事情もあろうが、ともかく資金の支給についてはこちらに一任してほしい。対象者に資金を支給すれば、おばあさんたちも名誉回復で気持ちが変わる。ひとりでも公の場で、そうした気持ちを表明すればこの問題の雰囲気は韓国内で変わる。日韓合意を一日も早く成立させることがいまは重要だ。そのためには日本から、慰安婦像撤去の催促がないことが重要」(財団関係者)と述べる。

 現在、財団では生存する元慰安婦40人に財団事業の内容について、ひとりひとりに説明している段階で、すでに38人を訪問したという。韓国側は年内に元慰安婦、遺族に“癒やし金”を支給し、年明けからは「慰安婦追悼施設」事業に取りかかりたいとしている。財団は慰安婦像を追悼施設に移転の方針とされるが、この問題については現状では口を閉ざしている。

 

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