【黒社会大陸 中国】やりたい放題の中国マフィアがピンチ 癒着解消に乗り出した習政権 (1/2ページ)

2016.08.23

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 売春、賭博、違法薬物。やりたい放題の中国マフィアがピンチだ。習近平国家主席が腐敗官僚の掃討の次にマフィアの殲滅(せんめつ)作戦に舵を切ったのだ。これまでなあなあの付き合いだった公安当局と黒社会だが、癒着解消に乗り出した習氏の判断には、もちろん、したたかな計算が働いている。現地事情に詳しいジャーナリスト、奥窪優木氏のリポート。

 反腐敗運動では、最高指導部の元メンバーである周永康・元中国共産党中央政法委員会書記を筆頭に数十万人が腐敗分子として処分され、中国の性都と呼ばれた広東省東莞市から各地に広がった掃黄(売春取り締まり)では、全国の風俗街が壊滅状態に陥った。政権の座について以来、習氏は自ら定めた標的を徹底的に叩きのめしてきた。そんな彼の次なるターゲットが、黒社会だ。

 「打黒除悪」。これは最近、中国のあらゆる都市で頻繁に目にするようになった標語である。この「黒社会を打ち悪を取り除く」というスローガンのもと、各地でマフィア殲滅作戦が展開されている。

 浙江省温州市の公安当局は、今年に入ってから7月8日までに10の黒幇(マフィア組織)の構成員、あわせて100人あまりを検挙。安徽省合肥市でも今年4月からの3カ月で、199人の黒幇構成員が検挙された。山西省では6月だけで25の組織の構成員ら130人が検挙されている(いずれも地元公安局発表)。

 黒幇と呼ばれるマフィア組織は、これまでも中国各地に無数に存在した。しかし、地元警察幹部との癒着により黒幇の存在は黙認されてきた。事件を起こした構成員が逮捕されることはあっても組織そのものを壊滅させるような動きは、薄煕来時代の重慶市を除き、ほとんど見られなかった。

 

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