「儒教の教え」はどこへ行った? 高齢者扶養の責任が「家族」から「社会」へ (2/2ページ)

2016.08.25

ソウルの繁華街
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 「高齢者扶養の責任は家族に」とする社会意識の没落に反比例するかのように伸びた数値がある。高齢者(65歳以上)の自殺率だ。

 90年は10万人当たり14・3人で、世界でも低い数値だった。ところが、2000年には35・5人になり、10年には81・9人。さすがに公共団体もマスコミも自殺防止のキャンペーンを張り、14年には55・5人まで下落した。それでも11年間連続してOECD加盟国の中で断トツだ。

 尊属殺人も増えている。「尊属(親や祖父母)殺人事件は08年の44件から、11年には68件と、54%も増加した。これは殺人事件全体の発生件数の6・3%に相当し、その比率は外国に比べ3〜4倍高い」(朝鮮日報13年2月5日)という。

 こんな惨憺たる状況なのに、韓国人は相変わらず「わが国は儒教の国だから、老人を大切にする」と大ウソを言い、日本にはそれを信じる“情報弱者”が依然として多い。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。

 

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