「THAAD」配備に激怒 中国報復に韓国悲鳴 対韓貿易を締め付け  (1/2ページ)

2016.08.25

会談の冒頭、握手を交わす(左から)中国の王毅外相、岸田外相、韓国の尹炳世外相=24日午前、東京都港区の飯倉公館(代表撮影)
会談の冒頭、握手を交わす(左から)中国の王毅外相、岸田外相、韓国の尹炳世外相=24日午前、東京都港区の飯倉公館(代表撮影)【拡大】

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権がとった親中、反日の外交戦略が自国を窮地に立たせている。24日午前、北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を日本海に向けて発射。こうした北の脅威に対処するため、韓国が導入を決定した米国の高々度迎撃ミサイルシステムTHAAD(サード)に中国が不快感を示し、対韓貿易を締め付けているのだ。東京で同日開催された日中韓外相会談では共同文書が出されない見通しで、中韓の緊張関係が影響した可能性がある。現地事情に詳しい高月靖氏がリポートする。

 「商用ビザが取れない」「イベントが中止された」「投資交渉が打ち切られた」

 活況を呈していた韓国の対中ビジネスを巡り、いまこんな悲鳴が噴出している。原因とされるのは、韓国が導入を決めた米国のTHAADだ。

 韓国国内でも反対論は根強かったが、朴政権は核実験など北朝鮮の相次ぐ挑発を背景にTHAADの導入を決断。これに強硬に反発する中国が経済での締めつけに乗り出したという構図だ。

 韓国での配備予定は2017年末だが、中国はそれまでに総力を挙げて撤回に追い込む方針とも伝えられる。

 「いまはまだ中国政府が公に措置を講じたわけでなく、民間の経済交流に見えない圧力を加えている形。影響はわずかだが、韓国は『中国の報復』に疑心暗鬼となって戦々恐々としている」(現地ジャーナリスト)

 最初の標的となったのは中国で活動する韓流スターだった。8月に入って「韓国人女優がドラマ撮影中に降板させられた」「韓国人男優がドラマのキャスティング候補から外された」「韓国人タレントのファンイベントが相次いで中止・延期になった」などの事例が次々と報告された。

 「中国当局の公式発表はないが、現地では中国メディアを総括する国家新聞出版広電総局が韓国芸能人の活動を制限する方針だと報じられている」(同)

 今月3日には韓国のSNSでも異変が広がった。「中国の商用ビザ発行が停止された」という噂が急拡散したのだ。一部メディアは「ただの都市伝説」と伝えたが、噂は事実だった。

 

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