朴政権と朝鮮日報がガチバトル 隣国特有の苛烈な“抗争”の様相

2016.08.30

 韓国で朴槿恵(パク・クネ)大統領と保守系最大手紙、朝鮮日報のバトルが激化している。朴大統領の最側近の疑惑を追及する朝鮮日報に対し、朴氏に近い与党議員が同紙主筆の接待旅行を暴露、辞任に追い込んだ。保守系同士の対立は次期大統領選の候補者選びにも影響を与えそうだ。

 朝鮮日報は7月、大統領府民情首席秘書官で、朴大統領の最側近である禹柄宇(ウ・ビョンウ)氏が民間会社に家族名義の不動産取引で便宜を図ってもらった疑惑があるとスクープ。これを発端に、政府高官らの疑惑を調べる特別監察官が、禹氏には背任や職権乱用疑惑があるとして検察に捜査を依頼、検察は29日に禹氏の関係先の家宅捜索を行った。

 これに対し、大統領派の与党議員、金鎮台(キム・ジンテ)氏は先週、粉飾会計を行った大宇造船海洋が2011年にメディア幹部を連れて豪華な欧州旅行をしていたことを暴露。29日にはこの幹部が朝鮮日報の宋煕永(ソン・ヒヨン)主筆だと実名を挙げ、宋氏は即日、辞意を表明した。

 暴露には政権の意向があるとの見方が根強い。韓国の他のメディアによると大統領府は最近、朝鮮日報による追及を「既得権を持つ腐敗勢力による政権の揺さぶりだ」と高官が罵倒するなど、同紙への敵視を強めていた。

 ジャーナリストの室谷克実氏は、宋主筆について「右派ではあるが、朴大統領に政権を任せてはいけないという硬派の主張を持った人。次の大統領は朴大統領の後継者ではない人物を保守系から出すべきだという論調をリードしていた」という。

 また、主筆のスキャンダル暴露について室谷氏は「最側近の疑惑を追及した朝鮮日報への意趣返しではないか」とみる。

 朝鮮日報は朴政権の基盤の保守勢力に絶大な影響力を持つ。大統領派との衝突が拡大すれば、来年の次期大統領選で保守陣営が分裂する可能性もある。

 

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