【石平のChina Watch】“覇主国家意識”あらわにする中国 韓国を悪童扱い「わがままな行動を取った場合、お尻をたたかれなければならない」 (1/2ページ)

2016.09.05

 韓国に配備される米軍の「THAAD(高高度防衛ミサイル)」(ロイター)
 韓国に配備される米軍の「THAAD(高高度防衛ミサイル)」(ロイター)【拡大】

 韓国政府が米軍の「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を韓国国内に配備すると発表して以来、それが自国の安全に対する「脅威」だと言い張る中国政府は「制裁」の部分的発動などの圧力を韓国側にかけてきたと同時に、各宣伝機関や御用学者を総動員して、韓国の措置に対するすさまじい批判キャンペーンを展開している。

 こうした中で、中国の環球時報ネット版「環球網」は先月16日、ある軍関係者の韓国批判発言を紹介したが、それは実に興味深いものだった。

 発言者は中国国防大学戦略研究所元所長の楊毅教授で、少将の軍階級をもつ現役の軍人である。韓国の「THAAD配置」に関する座談会で楊教授は、中国の意向に反して配置を決めた韓国に対し「徹底的な懲罰」を加えるべきだと主張した上で、こう語るのである。

 「今度は徹底的に韓国を懲らしめることによって、今後のための1つのルールを確立することができる。(韓国だけでなく)周辺国に分からせよう。中国と付き合うのにはルールがある。(それに従わず)わがままな行動を取った場合、お尻をたたかれなければならないのだ」と。

 楊教授発言にできるだけ忠実な日本語訳だが、ポイントは2つあると思う。1つは、韓国を懲らしめることによって中国と韓国、中国と周辺国が付き合う場合の「ルール」を確立すべきだと彼が主張している。

 もちろんその場合、「ルール」を確立するのは中国の方であって韓国やその他の周辺国ではない。しかも中国は、韓国や周辺国との話し合いによって「ルール」を作るのでもなく、「懲らしめる」という中国側の一方的な強制力をもって、それを確立すべきだというのである。

 

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