日本では伝えられなかった杭州G20の裏側 中国が打ち出したB20 (1/2ページ)

2016.09.21

 中国が初の議長国となって行われた20カ国・地域首脳会議(杭州G20)。春に行われたG7を意識せざるをえなかったのか、厳粛さとは程遠いど派手な演出で幕を開けたことを筆頭に、全体を通じて中国の荒い鼻息が伝わってくる内容であった。

 経済大国としての地位を固めた今、その余裕が洗練へとつながるのかと思いきや、メンタリティーはいまだに過去を引きずっているようだ。

 “成金”といった印象を否めず、時代に逆行したメディアに対する強い締め付けなど非民主的やり方から一向に脱却できないことと同様に課題を見せつけられた思いだ。

 筆者も仕事なので最初からすべてを見るには見たが、マスゲームから歌や踊りなどはビデオの早回しで処理すること(各国首脳の位置などはチェックしたが)となった。

 まあ、とはいっても中国がここまで張り切ってしまったのも会議の性質を考えれば無理からぬことともいえた。

 2008年に幕を開けたこのG20は、先進7カ国が集うG7だけで世界のさまざまな懸案に対処することに限界が生じたことを背景に誕生した。

 中国は当初、名誉会員的に金持ちクラブに招かれていただけという趣だった。

 だが、先進国経済が伸び悩むなか、新たに台頭した中国をはじめとする新興国が世界経済を牽引(けんいん)したことでその存在感は高まり、今では新興国抜きに世界の足並みをそろえることは困難になっているのが現実だ。

 事実、1989年当時、G7に参加する7カ国のGDP(国内総生産)の総和は、世界全体のGDPの70%を占めていたが、現在は30%にまで落ちている。

 一方、G20のGDPの総和は世界の85%にも達するのだ。

 この変化を象徴し、「今後世界をリードするのはG7ではなくG20だ」というメッセージを世界に投げかける。

 

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