韓国と同じ広さの牧場ついに中国企業の手に!? 豪州で女性大富豪を隠れみのに3度目の買収挑戦 (1/4ページ)

2016.10.24

 【小塩史人のワールド独談】

 中国企業が、オーストラリアの国土の1%超を占め、韓国の国土に匹敵する広大な牧場を手に入れようと躍起になっている。豪州政府は、安全保障上の懸念や国益を理由に昨年と今年の2度、中国企業による買収を認めなかった。3度目の挑戦となる今回は、豪州長者番付トップの女性大富豪を“隠れみの”に使う奇策を繰り出した。中国は官民一体となって、14億人の胃袋による“爆食”を賄うため、世界各地で農地や牧場の“爆買い”を進めている。豪州でも警戒感が強まっており、“親中派”の現政権の判断に注目が集まっている。

 問題の牧場は、豪州の伝説的な開拓者で「牧畜王」と呼ばれたシドニー・キッドマン氏が1899年に設立したシドニー・キッドマン社が所有している。サウスオーストラリアからウエスタンオーストラリア、ノーザンテリトリーにかけて約10カ所にあり、総面積は約10万平方キロメートルに及び、約18万5000頭の牛を飼育している。昨年、一括で売りに出され、世界史上類を見ない不動産取引として注目された。

 海外メディアによると、豪州の女性大富豪、ジーナ・ラインハート氏が会長を務める鉱山開発会社、ハンコック・プロスペクティングと中国の不動産会社、上海CRED(上海中房置業)は10月9日、新たな買収提案でキッドマンと合意したと発表した。買収額は3億6500万豪州ドル(約290億円)。買収には、政府の許可が必要だ。

 上海CREDは、豪州政府が2度買収を認めなかった中国企業で組織するコンソーシアムに参加しており、今回が3度目の買収提案となる。

 
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