朴大統領、辞意に狡猾な罠 国会の混乱狙う“落とし穴”で弾劾採決も先送り (3/3ページ)

2016.12.01

 だが、大統領任期は、憲法で5年と決まっている。それを短縮するとなると、憲法違反の特別法でもつくるのだろうか。まさに“死んだふり”をしていた朴氏から「恐ろしい落とし穴」がたくさんありそうな球を投げ込まれたのだ。モタモタしていたら、世論は「悪いのは国会」となる。

 朴氏が「さまざまな問題も、私としては国家のためになる事業だと信じて推進したし、その過程でいかなる個人的利益も取らなかった」と強調したことは、瓦解(がかい)した保守派の再結集につながるだろう。

 朴槿恵劇場、これはますます見応え十分だ。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。

 

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