朴大統領のため改憲!? 結局、「辞任」が大統領選と数カ月しか変わらない可能性 国政混乱“火に油”も

2016.12.01

憲法改正の流れ
憲法改正の流れ【拡大】

 【ソウル=名村隆寛】朴槿恵大統領が条件付きながら任期満了前に辞任する意思を表明したことで、どのように早期辞任を実現するかに関心が集まっている。特に、朴氏が言及した「大統領職の任期短縮」には憲法改正が必要とされ、野党が進めている弾劾と並行して、新たな課題に浮上した。

 韓国の憲法は大統領任期を5年と定めている。朴氏は、国政の混乱と空白を避けたいという理由で即刻辞任はせず、国会で与野党が話し合うことを求めた。

 憲法改正は議員の過半数で発議され、3分の2以上の賛成で議決する。ここまでは弾劾手続きと似ている。議決後は30日以内に国民投票が行われ、有権者の半数以上が投票し、過半数の賛成で憲法は改正される。ただ、弾劾と同様に相当時間がかかる。

 辞意を示したものの、進退を国会に丸投げしたかたちの朴氏の出方に対して、韓国では「弾劾から逃れようとしている」「改憲論議が与野党の対立により国会でまとまらないことを見越している」などの批判的な見方が少なくない。また、朴氏1人の辞任のために憲法改正まですることを疑問視する意見もある。朴氏が即座に辞任しない限り、弾劾であれ憲法改正であれ時間はズルズルと過ぎていく。

 仮に憲法改正が実現して、朴氏が任期満了前に辞任し、大統領選挙が「前倒し」されても、本来なら来年12月に予定される大統領選と半年から数カ月しか変わらないというわけだ。朴氏に即刻辞任を要求する世論の言い分でもある。

 「国政の混乱を最小化し、安定した政権移譲ができる案」を国会に求めた朴氏だが、この“難題”は国政混乱の火に油を注ぐ危険性もある。条件なしで朴氏が辞任しない限り、韓国は混迷から抜け出せない。

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