トランプ大統領の出現で「軍産複合体」の亡霊が蠢き出した (1/3ページ)

2016.12.22

 世界が注視した米大統領選は、大方の予想に反してドナルド・トランプ氏が勝利した。過激な発言を繰り返すトランプ氏が大統領になることで、世界はどう動くのか? ジャーナリストの落合信彦氏が解説する。

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 大統領選の結果に対し、早くもヒラリー・クリントン支持派が大規模なデモを行って抗議しているが、アメリカの国内的課題を考えても「トランプ大統領」があの国をボロボロにしていくことは目に見えている。

 一番大きな問題は「借金」だ。アメリカの債務は公式なものだけで約23兆ドルに達し、医療保険制度をはじめ社会保障などに今後かかる債務を含めると200兆ドルにのぼるという指摘もある。トランプはそこに加えて、大幅な減税と財政支出拡大を約束している。もしそれを実行に移せば、借金はどんどん膨らんでいくことになる。ひとたび弾ければ、アメリカ発の世界金融恐慌を招きかねない危うさだ。

 「格差」も深刻である。トランプは貧困層の白人にアピールして勝利したが、その「格差を生み出した諸悪の根源」と位置づけてきた移民たちは、簡単に追い出すことができるものではない。

 当選後のインタビューでは「犯罪歴のある不法移民など200万〜300万人を炙り出して強制送還する」と発言していたが、現実にそんなことをしようとすれば莫大なカネがかかるだろう。トランプはそんな簡単なことにすら気付いていない。

NEWSポストセブン

 

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