朴氏側「誤報で混乱」と言い訳、「深刻だと認識した」のは沈没後4時間半後 セウォル号事故答弁書

2017.01.11

 【ソウル=桜井紀雄】韓国で弾劾訴追された朴槿恵(パク・クネ)大統領の罷免の可否を審理する憲法裁判所で10日、第3回弁論が開かれ、朴氏側が2014年の旅客船セウォル号事故当日の動静をまとめた答弁書を提出、「誤報で混乱したが、最善を尽くした」と主張した。憲法裁は証拠や証言に欠けるなど、「要求を満たしていない」として苦言を呈した。

 答弁書によると、朴氏は事故当日、体調が優れず、大統領府の執務室には行かず公邸にとどまり、事故発生から約1時間後の午前10時ごろに報告書で初めて事故を知った。

 だが、「深刻だと認識した」のは午後3時前。同1時過ぎの「370人が救助された」といった報告が誤りだと確認されたためだ。船体がほぼ水没してから約4時間半が経過していた。

 当日は「間違った報告や誤報が重なり、国全体が混乱した状況だった」と弁明し、事故報告後も公邸にとどまったことに関しては「24時間在宅勤務体制だといえる」と反論。「不備が仮にあっても罷免理由には当たらない」と強調した。

 朴氏の友人の崔順実(チェ・スンシル)被告ら国政介入事件の中心人物3人への証人尋問も10日に予定されていたが、自身の公判準備を理由に全員欠席した。

 一方、事件を捜査する特別検察官は10日、崔被告が所有したタブレット端末を押収したと明らかにした。メディアが最初に報じた端末とは別のもので、事件を裏付ける多数のメールなどが見つかったという。

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