台湾「最強」特殊部隊が血染めの最終試験、過酷さに異論も 石敷きの道をほふく前進…市民反発「いじめだ」 (1/2ページ)

2017.01.16

高雄で行われた海兵隊特殊部隊の入隊試験で、石の上をほふく前進する志願兵
高雄で行われた海兵隊特殊部隊の入隊試験で、石の上をほふく前進する志願兵【拡大】

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 台湾の海軍陸戦隊(海兵隊)で11日、特殊部隊「水陸両用偵察大隊」の隊員資格の最終試験が行われた。試験はその厳しさから、昨年5月の政権交代時に「志願兵の募集に影響が出る」と異論が出ていたが、例年通り実施された。(高雄 田中靖人)

 試験は南部・高雄市の海軍左営基地で行われた。国防部(国防省に相当)は、台湾メディア限定の取材を産経新聞にも認めた。海外メディアへの公開は異例。

 同大隊(人数非公表)の隊員は「蛙人(フロッグマン)」と呼ばれ、中台紛争が再燃した場合、敵地での情報収集・破壊工作や、台湾に侵入したゲリラ部隊の鎮圧などを担う。入隊試験は厳しく、10週間かけてボートの操作や“敵地”潜入など22項目を審査。今年度は開始時に80人いた志願兵「オタマジャクシ」が23人に絞られた。

 ■「突破 誇らしい」

 最終試験は「天堂路(天国への道)」と呼ばれ、石を敷いた約50メートルの“道”を、半ズボン一枚で、ほふく前進や前転で踏破する。志願兵が一人ずつ、「シャー(殺す)、シャー」と叫びながらほふく前進を始めると、痛さで顔はゆがみ、肘や額に血がにじんだ。

 教官の怒号と隊員らの声援が響く中、少し進むと「動作が正しくない」と後戻りさせられる。気付けに何度も水がかけられた。

 

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