盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で大統領秘書室長を務めていた2007年、国連の北朝鮮人権決議案の採択前に、北朝鮮に意見を求め、韓国の決議を棄権させていたことが当時の外交通商相の回顧録で昨年10月に暴露された。韓国が不法占拠を続ける島根県の竹島に上陸したこともある。
政策的には、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の見直しや、高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備延期を求めている。韓国に詳しい専門家や韓国内の保守系ジャーナリストからは、文氏が大統領になれば、日米韓同盟の破綻や北朝鮮主導による朝鮮半島統一の恐れが懸念されている。
迷惑な“隣人”がさらに凶暴化しかねない情勢だ。日韓関係は本当に絶望の時期を迎えるのか。