【米中戦争】日本は最悪の事態に備えよ 長期戦なら米中両国の甚大な損害必至 (2/2ページ)

2017.02.07

トランプ大統領(左、ロイター)率いる米国と、習主席(AP)の中国は激突するのか
トランプ大統領(左、ロイター)率いる米国と、習主席(AP)の中国は激突するのか【拡大】

 中国の軍事戦略は「短期、厳しい」戦争を追求するが、米国は勝利の可能性の高い長期の戦争を指向する。ランド研究所は「長期、厳しい」戦争に対する備えをしなければいけない−と主張している。

 結果として、「長期、厳しい」戦争において、米軍は、中国本土に対する大規模な打撃を実施し、戦いは地理的に拡大し、サイバー戦や宇宙での戦いへエスカレートする。中国の軍事力の向上が、米国の軍事的優位性を徐々に低下させ、米中戦争は激烈で1年以上継続し、両国に非常に大きな損失とコストを強いる。

 結論として、戦争は米中両国の経済を傷つけるが、中国経済がこうむる損害は破滅的で長く続く。その損害は、1年間の戦争でGDP(国内総生産)が25%から35%減少する。一方、米国はGDPの5%から10%の減少になる。

 長期かつ厳しい戦争は、中国経済を弱体化し、苦労して手に入れた経済発展を停止させ、広範囲な苦難と混乱を引き起こす。米中戦争は非常に害が大きく、両国はその回避に最大限の努力を傾注すべきである。

 ■渡部悦和(わたなべ・よしかず) ハーバード大学アジアセンター・シニアフェロー、元陸上自衛隊東部方面総監。1955年、愛媛県生まれ。78年東京大学卒業後、陸上自衛隊に入隊。その後、外務省安全保障課出向、ドイツ連邦軍指揮幕僚大学留学、第28普通科連隊長(函館)、防衛研究所副所長、陸上幕僚監部装備部長、第2師団長、陸上幕僚副長を経て2011年に東部方面総監。13年退職。著書に『米中戦争そのとき日本は』(講談社現代新書)など。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。