空港職員「まさか…」 利便性の裏をかいて行われた正男氏暗殺、北工作員の『庭』付け狙われ (1/3ページ)

2017.02.16

金正男氏が殺害された、マレーシア・クアラルンプール国際空港の出発ゲート付近=15日午前(共同)
金正男氏が殺害された、マレーシア・クアラルンプール国際空港の出発ゲート付近=15日午前(共同)【拡大】

  • <p>暗殺事件が起きた国際空港をパトロールする警察官=15日、クアラルンプール(ロイター)</p>
  • <p>金正男氏が殺害されたクアラルンプール国際空港で警戒にあたる警察官=15日、マレーシア(AP)</p>

 ■正男氏、弟・正恩に嘆願の手紙「逃げ道は自殺だけ」

 マレーシアのクアラルンプール国際空港第2ターミナル。北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された国際線出発ロビーは15日、詰めかけた国内外の報道陣を横目に多くの旅客が通常どおりに行き交っていた。

 「毎日、多くの旅客が体調を崩してカウンターを訪れる。まさかそれが事件だとは誰も思わなかった」。ある空港職員はこう話し、誰も犯行に気づかず、その後も封鎖されずに旅客を迎え続けていた当時を振り返った。

 ターミナルの3階入り口から、約50メートル離れたところに正男氏が助けを求めたとされる案内カウンターがある。そこからさらに約100メートル進むと、搭乗券などを職員が確認する出発口がようやく現れる。朝の混雑時に、公共の場で大胆に行われた凶行。犯人は何のセキュリティー検査も受けず、やすやすと背後から迫り、襲撃に及んでいた。

 犯行後、正男氏が運び込まれた診療所は2階にあり、診察室と処置室を備える。表に準備されたストレッチャーが、正男氏にも即座の救急処置が施されたことを思い起こさせた。犯行現場前のコーヒーショップ「スターバックス」の女性店員は、「当日は、警察が集まりだして、初めて事件に気づいた」と振り返る。

 正男氏がチェックインするはずだったエアアジアのカウンター職員は「何も知らされていない。営業はいつもどおりだ」と言ったきり、口をつぐんだ。

 クアラルンプール国際空港で殺害された北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏の遺体は15日朝、司法解剖などのため、首都の大規模病院に移された。警察が車列を組んでサブマシンガンで武装して移送し、不測の事態に備えた。

 
今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。