【編集局から】スパイ天国日本…正男氏殺害で気づかされる 取り締まる法律なく他国より危険

2017.02.21

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件は、北朝鮮の工作機関による主導の疑いが濃厚です。正男氏の襲撃直後、北朝鮮国籍の4人の男が出国していますが、4人が偵察総局などの工作機関に所属していることも報じられています。

 マレーシアは北朝鮮と国交があり、北朝鮮工作員の出入りが可能でした。だからこそ、工作員による事件が起きたのだろうと思うのなら間違いです。北朝鮮と国交のない日本が安全とは決していえないのです。

 日本人拉致を実行した工作員たちはかつて、北朝鮮の貿易代表団のメンバーとして入国していました。しかし、日本ではスパイを取り締まる法律がありません。彼らが日本の法律に違反しない限りは、泳がせるしかなかったのです。今もスパイ防止法がない中、日本は他国よりも危険といえるでしょう。

 札幌で開幕した冬季アジア大会で、日本は特例として北朝鮮選手団の入国を認めました。「政治とスポーツは別」ということなのでしょうが、記者は心配です。選手団に工作員が混じっている恐れは本当にないのでしょうか。 (報道部・森本昌彦)

 
今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。