米国連大使、北に最後通告 米中、正男氏息子を擁立視野…すでに逃亡・亡命先に入国か (2/3ページ)

2017.03.10

日米韓の国連大使がそろって北朝鮮を非難した=8日、国連本部
日米韓の国連大使がそろって北朝鮮を非難した=8日、国連本部【拡大】

 加えて、正恩氏には、マレーシアで化学兵器を使用したテロ、それも異母兄である正男氏の暗殺を指示した「兄殺し」の容疑が強まった。正男氏の息子、ハンソル氏を名乗る男性のビデオメッセージが公開され、「数日前に私の父親が殺害された」と訴えたのだ。韓国情報機関、国家情報院は「男性はハンソル氏自身だ」と認めている。

 先月中旬ごろ撮影されたとみられる動画が、北朝鮮のミサイル発射を受けた国連安全保障理事会の緊急会合の直前、そして、レックス・ティラーソン米国務長官が北朝鮮問題を協議するため15〜19日の日程で日本と中国、韓国を歴訪する前に、公開されたのは偶然とは思えない。

 元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏は「国家情報院の『正男氏暗殺は北朝鮮の国家テロだ』という主張に対し、北朝鮮はしきりに否定している。マレーシア政府や警察も確実な証拠を持って、北朝鮮の関与を実証する方向にいっていない。ハンソル氏の登場で『北朝鮮はテロ国家である』ということを、世界に示そうとしたのではないか」と語る。

 確かに、マレーシア警察の事件捜査は足踏みしている。

 国際政治学者の藤井厳喜氏も「常識的に考えて、米国を中心として『対北朝鮮包囲網』を構築したい側が公開したのは、ほぼ確かだ。正男氏暗殺に北朝鮮が関与したことをアピールし、より厳しい圧力をかける狙いだろう。中国への引き締めや、北朝鮮と裏でつながっている欧州各国にも圧力をかける思惑もあるのではないか」と話す。

 
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