「米頼み」の韓国、中国報復に圧力期待 THAAD配備めぐりで“すがるしかない現状”露呈 (1/2ページ)

2017.03.20

17日、ソウルで会談するティラーソン米国務長官(左)と韓国の黄教安首相(右)=ロイター
17日、ソウルで会談するティラーソン米国務長官(左)と韓国の黄教安首相(右)=ロイター【拡大】

 【ソウル=加納宏幸、桜井紀雄、ワシントン=黒瀬悦成】ティラーソン米国務長官は17日、日本から韓国に移り、尹炳世(ユンビョンセ)外相と北朝鮮問題への対応を協議した。ティラーソン氏は記者会見で「戦略的忍耐の政策は終わった」としてオバマ前政権の政策転換を明言。北朝鮮の行動によっては軍事的手段を取る可能性に言及した。トランプ米大統領は同日、ツイッターで「北朝鮮は長年、米国を弄んできた」と批判した。

 これに関連し、米CNNテレビは16日、北朝鮮が近く新たなミサイル発射や核実験に踏み切る可能性が高まっていると伝えた。

 ティラーソン氏は記者会見で「北朝鮮が米韓を脅かす行動を取るなら適切な反応をする」とし、軍事的手段も含む対応を検討すると述べた。北朝鮮への国連安全保障理事会決議に関しては「全ての国が参加する最高度の行動が取られていない」とし、制裁履行を要求。中国が念頭にあるとみられる。ティラーソン氏は18日から訪中し、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備を説明する。

 ティラーソン氏は黄教安(ファン・ギョアン)首相とも会談。韓国と北朝鮮の軍事境界線を挟んで設定されている非武装地帯(DMZ)も視察した。

 CNNによると、米情報機関が衛星情報から北朝鮮の懸念すべき動きを探知。大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射に関連する装備の移動や、中距離弾道ミサイルを発射する可能性のある動きもみられ、核実験場でも「坑道の入り口で新たな掘削作業などの活動」の兆候が確認されたという。

 米軍のダンフォード統合参謀本部議長は韓国軍の李淳鎮(イ・スンジン)・合同参謀本部議長との15日の電話会談で、4月下旬までに「北朝鮮が挑発行為に踏み切る可能性がある」との見方で一致した。

 
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