【ドキュメント永田町】トランプ政権の北空爆、中国「黙認」 正恩氏に突き付けた「3つの宣言」 日本に大量難民も (2/4ページ)

2017.04.05

トランプ氏(右)と習氏による米中首脳会談を前に、朝鮮半島は一触即発とも言える情勢となっている。(ともにAP)
トランプ氏(右)と習氏による米中首脳会談を前に、朝鮮半島は一触即発とも言える情勢となっている。(ともにAP)【拡大】

  • <p>正恩氏は暴発するのか(共同)</p>

 ラッセル氏は3月上旬に勇退した。関係各国との連絡調整は、ホワイトハウスのキャスリーン・T・マクファーランド大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)を中心に引き継がれたものとみられている。

 オバマ、トランプ両政権が「越えてはならない一線」として明確に設定してきたのが、「米本土を攻撃できる核ミサイルを金正恩に持たせない」という方針だ。北朝鮮は、昨年9月の核実験や、その後のミサイル発射で「一線」に向けて確実に歩を進めている。

 米国はどこかのポイントで「正恩氏の野望」を実力で阻止する。その時が刻一刻と近づいており、いつ断行されてもおかしくない状況だ。

 米国はさまざまな外交チャンネルを通じて、東アジア各国に「もし、北朝鮮が6回目の核実験を強行したら、もはや選択肢は1つしかない」というメッセージを送っている。日米外交筋によると、米国のはっきりとした通告は、習氏ら中国指導部にも過不足なく伝わっているという。

 中国は、米国の決意表明を受け、正恩氏に前代未聞の強い姿勢で、以下の「3つの宣言」を突き付けた。複数の外交筋が明かした。

 (1)絶対に核実験を行ってはならない。

 (2)核開発の放棄を目標とする6者協議に復帰すること。

 (3)核実験を強行した場合、中国は、米軍を主体とする「金正恩斬首作戦」の実行を黙認する。

 中朝関係が「血の同盟」と呼ばれ、「血凝友好」(血で固めた友好)、「唇亡歯寒」(唇がなければ歯が寒い)などと表現されてきたことを考えれば、中国側の宣言は恫喝(どうかつ)に近い。極めて異例の要求といえる。

 米国は、正恩体制発足以降、「暴走する正恩氏に対し、中国が十分な圧力をかけていない」と指摘してきた。

 
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