北、サリンミサイル保有の可能性 日本に落ちてきたら数万人が犠牲に

2017.04.16

防衛省に配備されたPAC3
防衛省に配備されたPAC3【拡大】

 ミサイル発射を繰り返す北朝鮮について、安倍晋三首相は13日の参院外交防衛委員会で、「(猛毒の)サリンを弾頭に付けて着弾させる能力をすでに保有している可能性がある」と述べた。北はサリンや猛毒の神経剤VXなど化学兵器を2500〜5000トン保有するとの見方もあるが、サリンやVXを搭載したミサイルが飛んできた場合、日本はどうなるのか。

 評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「イージス艦搭載の迎撃ミサイル(SM3)は、1発につき80〜90パーセントの確率で発射されたミサイルを撃ち落とすことができるといわれる。米海軍16隻と海上自衛隊の艦も出動している現状なら全て撃ち落とすことも期待できる」としつつ、「警戒を解いた状態で急に特定の場所に数十発を撃ち込まれた場合は、着弾しないとは限らない」と話す。

 「SM3で落とせなかったものは、地上配備型の迎撃ミサイル(PAC3)で対応する。東京の中心部に飛んだ場合、有効な範囲は山手線の内側程度といわれる」

 ジャーナリストの山口敬之氏は3月14日発行の本紙で、政府が極秘裏に行ったシミュレーションを、こう報告した。

 《東京や大阪などの人口密集地にVXミサイルが着弾すれば、その強烈な毒性と残存性から、数千人から数万人が犠牲になる可能性もある》

 
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