米空母いまだインドネシア沖のウラ 中国の外交見極めか、北国連次席大使は非難「核戦争の状況作った」 (1/3ページ)

2017.04.19

14日、インド洋をミサイル駆逐艦、ミサイル巡洋艦とともに航行する米空母カール・ビンソン(右) =米海軍提供
14日、インド洋をミサイル駆逐艦、ミサイル巡洋艦とともに航行する米空母カール・ビンソン(右) =米海軍提供【拡大】

  • <p>南シナ海を通過する米原子力空母カール・ビンソン=9日(米海軍提供・ロイター)</p>
  • <p>米海軍の原子力空母カール・ビンソン=3月(共同)</p>
  • <p></p>

 【ワシントン=黒瀬悦成】米軍事専門週刊紙ディフェンス・ニューズ(電子版)は17日、トランプ政権が朝鮮半島近海に急派したと報じられた原子力空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群が、15日の時点で朝鮮半島から遠く離れた南半球のインドネシア海域を航行していることが分かったと報じた。

 日本政府高官は「カール・ビンソンは非常にゆっくりと北上している。途中、海上自衛隊との共同演習なども行う。朝鮮半島近くまで来るのは今月末頃となる」と述べ、第1打撃群の戦略的な狙いを次のように指摘する。

 「米軍としては、トランプ大統領の要請を受け中国が北朝鮮に圧力をかけている事情を勘案し、一定の猶予を与えるため時間をかけて朝鮮半島に近づいている。と同時に、日米同盟の堅固さと一体性を見せつけるためだ」

 同高官は、「米国は中国に、そんなに時間を与えていない」とも話した。

 米海軍は今月9日、ハリス米太平洋軍司令官の命令を受け、シンガポールを出港した第1打撃群を朝鮮半島近海に向かわせたと発表した。

 しかし、同紙によると第1打撃群はその後、朝鮮半島に向けて北上せず、逆にシンガポールから数百キロ南方のインド洋で以前から予定されていたオーストラリア海軍との演習に参加していた。15日に米海軍が発表した写真で第1打撃群が同日、インドネシアのジャワ島とスマトラ島の間にあるスンダ海峡を通過したことが判明した。

 韓国の聯合ニュースも17日、第1打撃群は北朝鮮の朝鮮人民軍創建記念日に当たる25日頃に日本海に到着すると伝えた。聯合ニュースは当初15日にも到着すると報じていたが、「最短距離を進んでいないことが分かった」としている。

 第1打撃群が朝鮮半島近海に近づいていると米国や海外のメディアが一斉に報じていることについて、米海軍高官はディフェンス・ニューズに「そのような事実を発表したおぼえはない」と指摘した。

 
今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。