中ロ国土を丸裸にするTHAAD、米国と水面下で怪しい火花 韓国経済には致命的なダメージ (1/2ページ)

2017.04.26

米韓軍事演習に参加する米軍の戦車部隊。朝鮮半島有事の際には米兵の生命も危険にさらされる=15日(AP)
米韓軍事演習に参加する米軍の戦車部隊。朝鮮半島有事の際には米兵の生命も危険にさらされる=15日(AP)【拡大】

 先週、米軍のシリア攻撃が単なる北朝鮮への警告のためではなく、それ自体が重要なアメリカの選択であり、本格的な米ロ対決の始まりであることを取り上げた。

 今週は先週書き切れなかった部分をもう少し補った上で、米国が北朝鮮を攻撃する合理性について日本にはあまりない視点から考えてみたいと思う。

 まず、日本になかなか伝わらない情報としてヨーロッパを舞台に進むNATO(北大西洋条約機構)とロシアの間の緊張の高まりの問題だ。

 かねてからロシアは旧ソ連勢力圏までNATO勢力が拡大していることに危機感を持っていた。それがクリミア問題の原因にもなったことは有名だが、3月28日にはモンテネグロのNATO加盟に関する議定書を米国上院が承諾し正式加盟の見通しが立ったことにロシアが強く反発した。

 この連載でも触れたように朝鮮半島へのTHAAD(高高度防衛ミサイル)配備の真の目的は、北朝鮮ではなく対ロシアと対中国である。この米軍の動きはヨーロッパでも顕著である。

 THAADはその最大の武器であるXバンドレーダーによって東西から挟み撃ちにして中ロの国土を丸裸にする目的を持っているのだが、その動きは着々と進んでいる。

 とくにロシアを封じるための迎撃ミサイルシステムの配備では、ポーランドがすでに8基のパトリオットミサイルをこの年末までに総額75億ドルを投じて購入するという契約に調印した。また同じくルーマニアへは韓国と同じTHAADの配備が進められることになった。

 
今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。