中国「一帯一路」ワンマンショーだったのか プーチン氏が“被害”者に?欧米メディアがマイペース批判 (1/3ページ)

2017.06.03

5月15日、北京で開かれた「一帯一路」をテーマにした国際会議の記念撮影で手を振る各国首脳。前列中央右は中国の習近平国家主席、同左はロシアのプーチン大統領(共同)
5月15日、北京で開かれた「一帯一路」をテーマにした国際会議の記念撮影で手を振る各国首脳。前列中央右は中国の習近平国家主席、同左はロシアのプーチン大統領(共同)【拡大】

  • <p>5月14日、北京で開かれた「一帯一路」をテーマにした初の国際会議で、プレスセンターのモニターに映し出された演説する中国の習近平国家主席の映像(共同)</p>
  • <p>14日、北京で行われた習近平・中国国家主席との会談前、ピアノを弾くロシアのプーチン大統領(AP)</p>

 中国が掲げる現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する国際協力サミットフォーラムが5月14、15の両日、北京郊外で開かれた。ロシアのプーチン大統領ら29カ国の首脳が出席し、構想を提唱した習近平国家主席(63)にとって内外に存在をアピールする機会となった。中国官製メディアは会議の「成功」を喧伝(けんでん)したが、その運営をめぐり欧米メディアなどから中国がマイペースで進めたとの不満の声も出た。

 「世界は再び中国に対して目を向けるだろう」

 中国共産党機関紙、人民日報のウェブサイト「人民網」(5月17日)は、一帯一路の国際会議の成果について強調してみせた。同記事では、14日に行われた開幕式での習氏の演説について、「1600人あまりを収容できる大ホールには空席がなく、40分あまりの演説で27回の熱烈な拍手があった」と描写している。ただ、首脳会合が開かれたメーン施設や記者会見場は、中国から選ばれた一部メディアだけが立ち入ることができたというのが実情だ。

 現代のシルクロードと形容される一帯一路は、習氏自らが2013年に提唱したものだけに、中国当局は今回の初の国際会議を成功させるため相当な精力を注いだとみられる。ただ、そのために事前の協議でも強引さが目立ったと欧米メディアから批判的な報道も出ているのが実情だ。

 「中国政府は参加国からの意見を十分に考慮せず、声明の準備を進めている」

 米ブルームバーグ通信は会議開催前の10日、北京に駐在する複数の外交官の批判の声を紹介した。各国から首脳が集まる会議最終日に発表する共同声明について、中国当局が参加国からの意見を十分に聞かず、マイペースで強引に取りまとめ作業を進めた実態をうかがわせる証左といえそうだ。

 
今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。