「今度こそ決着つける」小沢立件に向け検察首脳会議開催

2010.01.30

 民主党の小沢一郎幹事長(67)の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、来週早々にも検察首脳会議が開かれる方針であることが分かった。小沢氏の元私設秘書で衆院議員、石川知裕容疑者(36)らが2月4日、勾留期限を迎えるが、検察当局はこれに合わせて、小沢氏本人についても、「逮捕」か「在宅起訴」「不起訴」といった最終判断を下すとみられる。

 検察首脳会議とは、政治家や高級官僚などがかかわる重大事件について、法務省や検察庁の首脳たちが集まり、最終的な立件方針を決定する会議のこと。通常、検事総長や最高検次長検事、東京高検検事長、特捜部長などが出席する。

 「戦(いくさ)の前に、幹部同士が結束を固める儀式的な意味合いもある。このため、最終的な結論は全会一致が原則といわれている」(司法ジャーナリスト)

 現時点で、小沢氏については、(1)石川容疑者らの共犯として政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で「逮捕」か「在宅起訴」(2)加えて、所得税法違反(脱税)など別件での捜査継続(3)嫌疑不十分で「不起訴」−などが指摘されている。

 首脳会議の結論は不透明だが、特捜部周辺からは「今回こそ、決着を付ける。このままウヤムヤにしたら『政治決着したのではないか』と勘ぐられ、今後の特捜捜査に悪影響を与える」といった声が聞こえてくる。

 これに対し、小沢氏は最近、与党幹部らとの会食で、「私は潔白だ。少し時間がかかるが、証明するために頑張る。検察と国民の皆さんの理解は得られる。近々に決着するだろう」と自信満々に語っている。

 こうした中、石川容疑者が特捜部の調べに対し、小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(48)に提出前の収支報告書を見せ、内容について了承を受けたと供述していることが、分かった。

 関係者によると、石川容疑者は「できあがった収支報告書を大久保容疑者に見せて、了承してもらった」と供述。逮捕容疑に関わる小沢氏から貸し付けを受けたとする土地代の4億円を記載していないことも報告し、了承されたと話しているという。

 石川容疑者は、陸山会の2004年分の収支報告書に、同会の土地購入代などに充てられた4億円の収入を記載しなかったとして逮捕された。これまでに、石川容疑者は一覧表を作成して小沢氏に収支概要などを説明していたことが判明している。

 一方、大久保容疑者は虚偽記載の報告を受けたことを否認し、収支報告書も「見ていない」と供述。報告書に添付する会計責任者の宣誓書についても、「自分は署名していない」と供述しているという。

 特捜部vs小沢氏の最終戦争は大詰めを迎えた。

 

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