あおなみ線で走らせてチョ! 河村、ロマンスカー“おねだり”

2011.03.03


リニア・鉄道館を見学した河村たかし名古屋市長は「実は鉄道ファン」と明かした【拡大】

 減税の行方で注目の名古屋市長、河村たかし氏(62)が、観光客を呼び込む「動く列車の博物館」構想をブチ上げ、話題となっている。同市などが出資する第三セクター鉄道に小田急ロマンスカーを筆頭とする有名車両を集結させるというのだ。実現の可能性は−。

 河村市長は1日、今月14日にオープンする鉄道博物館「リニア・鉄道館」(名古屋市)の竣工式に出席。そのあいさつで、同博物館の最寄り駅(金城ふ頭駅)と名古屋駅を結ぶあおなみ線に「小田急ロマンスカーやSLを走らせ、動態車両の博物館にしたい」との独自案を披露した。

 プランの概要はこうだ。小田急ロマンスカーや名鉄パノラマカー、蒸気機関車など各地から有名列車を10編成程度かき集め、あおなみ線で走らせる。同線で名古屋駅から「リニア・鉄道館」を目指す観光客は道中でも動く博物館を楽しめ、「リニア・鉄道館」との相乗効果も狙えるという。河村氏は同線の関係者を前にして「あおなみ線で走らせてチョ」と本気で懇願した。

 全長15・2キロメートルのあおなみ線は04年に全通。名古屋市や愛知県、JR東海などが出資する第三セクター会社「名古屋臨海高速鉄道」の運営だが、乗客数が思うように伸びず昨年7月に経営破綻した。営業は継続し、13年度の黒字化を目指して経営再建している。「東海道新幹線との交差は絶好の撮影スポット」(河村氏)と沿線の魅力は高いだけに、鉄道ファンを集めて再建に弾みをつけたいようだ。

 もっとも、市税の減税と同じく財源ははっきりせず、「できるまでしゃべり続ける」(河村氏)と他力本願な面も。ただ、無類の鉄道好き知られ、政権中枢にいる前原誠司外相(48)あたりとタッグを組めれば、話は急展開するかもしれない。

 

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