参院自民党が、「不適材不適所」の極みとされる山岡賢次氏(68)を国家公安委員長兼消費者担当相にした人事への徹底攻撃を決断した。27日以降のすべての委員会で、野田佳彦首相(54)が山岡氏を閣僚に起用したことの正当性や是非について、出席した首相や閣僚らに厳しく問いただすという。
「ブラックジョークのつもりなのか…」
9月上旬の組閣直後、永田町では山岡氏の閣僚起用について、こういう感想が聞かれた。
山岡氏はかつて、マルチ商法業界を支援する議員連盟の会長を務め、同業界から多額の献金を受け取っていた。動画サイトでは、山岡氏がマルチ業界を礼賛する講演まで見ることができるが、なんと今回、取り締まる側の国家公安委員長兼消費者担当相に就任したのだ。
この件について、被害者救済に取り組んできた弁護士でもある自民党の森まさこ参院議員は夕刊フジの取材に「泥棒に窃盗を取り締まらせるようなもの。野田内閣は身体検査をしたのでしょうか」と語っている。
また、山岡氏は民主党による政権交代以来、2年間で5人目の拉致担当相も兼務している。
これについては、拉致議連副会長である自民党の山谷えり子参院議員はラジオ番組で「今まで、山岡氏が拉致問題で発言された記憶がない。拉致議連のアンケートにも答えていない」と語っていた。
前代未聞の集中攻撃を、野田首相はどう受け止めるか。
