【大阪から世界を読む】「維新、割る方向で動く」橋下氏の知らぬところで顕在化 (1/3ページ)

2013.07.22


記者会見する日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長(右)と維新幹事長の松井一郎大阪府知事。当選確実となった候補の札は少なかった=21日午後、大阪市北区の日本維新の会本部開票センター(沢野貴信撮影)【拡大】

 どうにかしたいのはやまやまだったのに、どうにもならなかった。産経新聞をはじめとする報道各社の世論調査などの通り、21日に投開票日を迎えた参院選で、橋下徹大阪市長が共同代表を務める日本維新の会は8議席と、非改選を合わせても9議席で2桁に届かず、伸び悩んだ。政界再編まで視野にいれていた橋下氏の思惑は、実を結ぶことなく、空回りしそうな雲行きになってきた。(松本浩史)

■「惨敗、完敗です」

 橋下氏の国民的な人気をよすがにしていたにわか集団なだけに、もともと党内には、党運営や政策の優先順位などをめぐり、さまざま異論がある。「橋下人気」が底を打てば、これからどんな展開が予想されるか。つまりは「分裂」という事態が現実味を帯びてくる。

 維新は、橋下氏が大阪府知事だった平成22年4月に結成した大阪維新の会を母体にしていて、橋下氏が「国政進出」を宣言した24年1月当時、お粗末な政権運営で迷走し、国民から突き放されていた民主党が政権を担っていたため、大阪維新の期待値はいやが上にも高まった。

 日本維新の会に衣替えし、安倍晋三政権が誕生した後も、首相が悲願としている憲法改正の連携相手として、いつもその動向は世論の耳目を集めた。

 ところがどうだ。参院選の前哨戦と位置付けられた6月の東京都議選で惨敗した橋下氏は、自身の慰安婦発言を念頭に、敗戦の弁をこう述べた。

 「惨敗、完敗です。僕の態度、振る舞い。僕に対する信頼のなさ。そこに尽きる」

 それから約1カ月後に迎えた参院選では、失地回復はおろか、これといった挽(ばん)回(かい)策を繰り出せずに幕を閉じてしまった。参院選でも維新の敗因は、橋下氏の失言による影響−ということに尽きる。

 

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