ワタミ創業の渡辺美樹氏、薄氷の勝利 “ブラック”批判でヒヤヒヤ

2013.07.22


当選確実となりスタッフから拍手で迎えられた渡辺氏=22日午前【拡大】

 猛暑のなかでの「2013参院選」。自民圧勝の流れの中で順当に笑った者、よもやの逆風に薄氷を踏む思いをした者、インターネットで支持を集め、勝利をつかんだダークホースもいた。選挙戦に花を添えた女性候補は開票してみれば軒並み苦戦。何が当落を分けたのか。泣き笑いの夏の陣−。

 「夢に日付を」が信条の外食店チェーン「ワタミ」創業者、自民比例の渡辺美樹氏(53)が薄氷の勝利。投票日翌日の明け方、当選確実が報じられたのは午前3時半を回っていた。

 「(選挙戦終盤で)まずいかなという気持ちはあった。受かる受からないは天命だろうと…」

 楽勝ムードとはいかない選挙戦、なかなか当確が打たれなかったことを振り返り、率直な心情を明かした。

 2011年の東京都知事選では無所属で立候補して落選した渡辺氏。今回の参院選には公示前にワタミ会長も辞任して臨み、全国各地を飛び回った。

 「思った以上に逆風だった」

 5月31日に自民党から公認された直後、「週刊文春」(6月13日号)が、「ワタミ渡辺会長は“Mr.ブラック企業”これだけの根拠」と題する3ページにわたる特集記事を掲載した。ワタミでは08年、入社2カ月の女性社員(当時26歳)が過労によって自殺し、12年に労災認定された過去がある。有識者らでつくる「ブラック企業大賞2013」にも同社がノミネートされるなど批判は根強く、選挙戦は最後まで悪評との戦いとなった。

 「行き過ぎた誹謗中傷については、弁護士と話をして、闘わなければいけないかもしれない」。笑顔で頭を下げるなかでも焦りがにじみ出ていた。

 議員としての心構えについては、「私は(国会議員)1年生。『1年生は何でもやります』と言うのが私の会社でも正しい回答だ。高齢者が安心して暮らせ、子どもたちが夢を語れる国にしたい」と語った。

 作家の高杉良氏は渡辺氏がワタミを創業し、成長させていく足跡を小説『青年社長』『新青年社長』にまとめている。渡辺氏は政治家としての“続編”を、自身でどのように描いていくのだろうか。

 

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