【政界キーマンたちの夏】細野豪志氏に「トップの器じゃない」の声も 甲子園、牛丼、宿題…夏休み満喫

2013.08.09


あるときは前原誠司氏の側近、またあるときは小沢一郎氏の懐刀と、変幻自在の細野豪志氏【拡大】

★細野豪志

 民主党幹事長を辞任した細野豪志氏が“意外な夏休み”を送っている。

 細野氏といえば、惨敗した参院選投開票日(7月21日)の夜、日本維新の会の松野頼久国会議員団幹事長や、みんなの党の江田憲司前幹事長と密会したうえ、居座りを決め込む海江田万里代表に事実上の「海江田降ろし」といえる代表選実施を迫った。無役になっても、さぞや多忙な夏を過ごしているかと思いきや、関心は永田町の外に向いているようだ。

 「今年の甲子園は楽しみになってきました!」

 細野氏は母校の彦根東高校が、全国高校野球選手権大会への初出場を決めると、ツイッターに後輩へのエールや自身の高揚ぶりを何度も投稿した。さらに、久しぶりに「吉野家」の牛丼を堪能したり、娘の夏休みの自由研究も手伝っていることまで報告している。

 ネット政局がお気に入りで、安倍晋三首相をツイッターで厳しく挑発したり、幹事長職の辞表提出までいち早く書き込んでいた細野氏とは、まったく別人のようだ。

 国会閉会中でもあり、夏の楽しい出来事に盛り上がっていても結構だが、「将来の代表候補」と目される自身の地位が揺らいでいるとすれば、平気ではいられまい。

 「結局、細野さんはトップに立つ器じゃない」

 細野グループの1人はこう断言し、その真意について明かした。

 「政党のトップとは、リーダーシップを取って政策を掲げ、最終責任を取る人間だ。細野さんはそういうタイプではない。明確な理念は感じられない。誰かに仕えて輝くような人だ。労働組合との関係も『選挙に役立つ』という技術的なところにしか目が向かない」

 参院選直後、海江田氏に引責辞任を迫ったグループ議員に対し、細野氏は「俺が裏でやらせていると思われる」と自粛するよう要請した。代表選実施を求めた細野氏の動きを「海江田降ろしだ」と警戒した労組系議員はこの話を聞き、「アイツには、そこまでの覚悟はない」と嘲笑した。

 今年6月に出版した『未来への責任』(角川書店)で、細野氏は「三年後の代表選の際、もし私を推す声が上がれば、堂々と挑戦できるための準備をしたいと考えている」と決意を語っている。

 だが、その「推す声」は、セミの鳴き声にかき消されようとしている。

 

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