細川氏「伝えたいのは原発の問題だ」 都知事選

2014.01.23

 東京都知事選が23日告示され、届け出を済ませた候補者は街頭などに出て、有権者に向かって主張を訴え始めた。前日やっと正式な出馬会見を開き、究極の「後出しジャンケン」と揶揄された細川護煕元首相(76)は午前11時20分から、東京・西新宿の都庁前で小泉純一郎元首相の同伴で第一声に臨んだ。

 細川氏は「これからの国の行方、東京の行方、私たちの生き方に関わる選択の機会がやってくる。伝えたいのは、価値観の問題、平和の問題、原発の問題だ。大量生産、大量消費、経済成長第一でいいのか。欲張りな資本主義ではなく、心豊かな成熟社会に転換すべきだ」と訴えた。

 東証平均株価を1年で倍増させた安倍晋三首相のアベノミクスや価値観外交を否定し、日本経済の成長を望まない発言といえそうだ。

 続いてマイクを握った小泉氏は「細川さんがよく立候補してくれた。敬意を表したい」と絶叫調で語り、「防災、医療福祉など課題はいろいろあるが、原発以上に大きな問題があるのか!」と叫んだ。

 都庁前には「反原発」というプラカードを持った約100人の聴衆が集まり、細川、小泉両氏の「原発ゼロ」という言葉に反応し、拍手を送っていた。60代以上とみられる高齢者が多かった。

 前日の出馬会見に続き、細川氏は「原発ゼロ」で突き進むようだが、エネルギー問題に詳しいジャーナリストの石井孝明氏は「予想していたとおり、(会見では)何も出てこなかった」といい、こう解説する。

 「細川氏は『エネルギー戦略会議を立ち上げる』と語っていたが、大阪でも同じものをつくったが、パフォーマンスだけで成果はなかった。各エネルギーのコスト計算の図表も示していたが、関係者の間で『いかがわしい』と有名なもの。結局、脱原発について何の戦略も道筋も示せなかった。これではエネルギー戦略の議論は深まらず、混乱を招くだけだ」

■都知事選立候補者(届け出順)
ひめじけんじ  61 会社社長   無新
宇都宮健児   67 元日弁連会長 無新
ドクター・中松 85 発明家    無新
田母神俊雄   65 元航空幕僚長 無新
鈴木 達夫   73 弁護士    無新
中川 智晴   55 1級建築士  無新
舛添 要一   65 元厚生労働相 無新
細川 護煕   76 元首相    無新
マック赤坂   65 政治団体代表 諸新
家入 一真   35 IT会社役員 無新
内藤 久遠   57 元派遣社員  無新
金子  博   84 元会社社長  無新
五十嵐政一   82 社団法人役員 無新
酒向 英一 64 元瀬戸市職員   無新
 =23日正午現在

 

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