エンジン開発は国の安全を左右 国力の差は極めて大きく (1/2ページ)

2014.07.29


海上自衛隊の次期哨戒機P1【拡大】

 IHIの前身である石川島造船所は、1853年の黒船来航の年に誕生し、昨年160周年を迎えた。

 そして、戦前・戦後の苦労のたまものであるジェットエンジン事業も、これまでのラ国(=ライセンス生産による国産)から純国産の道を開拓し、海上自衛隊の次期哨戒機P1には同社のエンジンが搭載されている。

 「何か気付きませんか?」

 初めてP1の飛行を見たときに、こう言われた。そういえば、随伴している現役哨戒機P3Cの音はハッキリ聞こえるのに、P1は近づいてきても気付かない。驚くほど静かなのだ。消音と運動性能を両立させるという、日本製ならではの開発努力の成果を感じた瞬間だった。

 P1については、国内開発が決まり、エンジンを4発にするかどうかで賛否が分かれた。米国のP8哨戒機が双発であるため、「そんなにいらないのでは?」という声が絶えないなか、4発に落ち着いた経緯がある。

 いずれにしても、最終的には現場(運用はもちろん、維持整備も含め)の声が重視されて然るべきであり、またさまざまな面でそうした声が反映されることが、国産の大きなメリットだといえるだろう。翻れば、それができなければ、国産である意味がない。

 

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