自民の麻生・大島派の合流進まぬワケ ハト派とタカ派のねじれクッキリ (2/2ページ)

2014.07.29

 大島氏が、自ら所属する派閥について、往年の三木武夫元首相、河本敏夫元通産相の系譜にあることに大変な誇りを持っているからだ。現在の大島派は、1964年に三木氏が設立したものだ。

 大島氏は、河本氏が派閥を継承した後の83年衆院選で初当選。同派の海部俊樹首相時代、ハト派で三木、河本両氏の信任が極めて厚かった坂本三十次官房長官の下で官房副長官を務めた。

 こうした政治キャリアが大島氏に「ウン」と言わせないようだ。興味深いのは、1期早い80年初当選の高村氏が派内傍流のタカ派だったことだ。

 さらに言えば、高村派に所属していた村上誠一郎元国務相は「異端児」よろしく特定秘密保護法や集団的自衛権行使容認に反対した。

 そして、2003年まで高村派に所属していた野田聖子総務会長は、集団的自衛権の解釈変更に慎重論を唱え、ハト派を自任する岸田派名誉会長の古賀誠元幹事長に近いとされる。

 付言すれば、麻生氏はハト派の河野洋平元衆院議長が率いた河野グループを継承しているのだ。

 こうした「ねじれ」も、麻生派と大島派合流の阻害要因となっている。実現すれば、安倍別動隊的派閥への衣替えになる。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)

 

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