朝日新聞が慰安婦報道の大誤報を32年もたって認めたことをめぐり、日本維新の会の橋下徹(大阪市長)代表が、朝日批判を強めている。検証記事発表直後から「朝日の罪は大きすぎる」と断罪していたが、国際社会での日本の名誉を取り戻すためとして、「国際版を刷り、世界に配信せよ」と強く求めたのだ。
朝日は、吉田清治氏の「韓国・済州島で朝鮮人女性を強制連行した」という証言を、1982年から何度も取り上げてきた。この証言が「慰安婦=性奴隷」の根拠とされ、世界中で日本と日本人を貶めてきたが、朝日は5日、やっと「証言は虚偽だ」と取り消した。
ところが、責任者の処分もなく、他紙の間違いまで細かく指摘し、上から目線で「慰安婦問題の本質 直視を」などと主張している。
橋下氏は7日の囲み取材で、朝日記者に対し、「僕だったら報道が出た瞬間に(会社を)辞める。日韓関係をこじらせちゃって、とてもじゃないが、(社内に)いられない」と皮肉った。
さらに、橋下氏は「検証記事はあれで終わりか? (記事を見て)どう思うのか?」と逆質問した。朝日記者が「社内で議論しているところ」と応えると、「よく(社内に)いられる。すごい精神力。政治家向きだ。僕だったら辞めるが、朝日の人はそこまでのことだと感じていないんでしょうね」とたたみかけた。
橋下氏と朝日には因縁がある。週刊朝日とのバトルに加え、橋下氏が昨年5月に慰安婦について発言した際、朝日は批判の急先鋒となった。
橋下氏は7日夜、朝日にこう要求した。
「朝日が本気なら、赤字覚悟で(検証記事の)国際版を毎日刷り、『強制連行はなかった』『性奴隷はやめて』と世界各国に配信するしかない」




