“謀反”に首相周辺激怒 「石破氏系」排除加速か 内閣改造・党役員人事 (1/3ページ)

2014.08.26


自民党役員会に臨む安倍首相(右)と石破氏。2人の間には微妙な距離も=26日午前、自民党本部【拡大】

 安倍晋三首相が、自民党の石破茂幹事長への不信感を強めている。9月初旬に行う内閣改造・党役員人事をめぐり、ラジオ番組で公然と、安全保障法制担当相の辞退と、幹事長続投を要求したからだ。首相(党総裁)の人事権を収奪するような言動は、政権に対する「謀反」といってもいい。安倍首相周辺は「石破氏は、第1次安倍内閣や麻生太郎内閣でも倒閣運動を仕掛けた前科がある」と激怒し、警戒を強めている。

 「安全保障や地方創生など日本を取り戻す第2章が始まるので、人心を一新したい」

 安倍首相は26日午前、自民党本部での役員会に出席し、9月3日に内閣改造を実施する考えを正式に伝えた。隣には石破氏が座っていたが、2人の間には微妙な空気が流れていた。

 それもそのはず、石破氏は前日、前代未聞の行動に打って出ていた。

 石破氏は25日午後、TBSラジオ「荒川強啓 デイ・キャッチ!」に出演し、安倍首相から打診された安保担当相について、「首相と考えが100%一緒の人が国会で答弁するのが、一番いい」と述べ、辞退する意向を明言した。さらに、「地方(の選挙)できちんと勝てるようにして初めて政権奪還が完成する」といい、幹事長続投まで希望したのだ。

 先週末、新聞2紙が「石破氏、安保担当相を固辞」と報じたとき、安倍首相周辺は「条件闘争の情報戦ではないのか。側近が何度リークしても関係ない。石破氏が安倍首相と会ってどう語るかだ」と語っていた。

 ところが、石破氏は安倍首相と会う前に、ラジオで公然と自身の人事について語ったわけだ。安保政策に対する違いから、自身が安保担当相として国会答弁に立てば、政策の違いを野党から追及され「国会が止まる」という懸念も披露していたが、官邸サイドはそう単純には受け止めない。

 

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